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2009/11/25 (Wed) 20:32
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先週は、宮城県 中新田バッハホールのオルガンメンテ&パイプ補強工事に行ってきました。。。


表面に出ているパイプ(プロスペクトって言います)は、万一の地震の際に落下しないように、ワイヤーでゲホイゼ天井から吊り下げてあるのですが、今回は、その吊り下げ部の補強を行いました。

 16フィート プリンシパル 16本 と、 8フィートプリンシパル 5本を ステージに降ろし、そこで 補強版を半田づけして 再度取り付け。 ってな具合です。 文字で書くと えらく簡単なんですがねぇ・・ 実際にやるとなると・・

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補強版やら、半田コテやらを 準備します・・・・
パイプ表面に手あかを付けないように手袋をはめての作業になります。

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移動式の足場を組み、 ゲホイゼ天井には 電動ウィンチを取り付け、一本づつ ロープをかけて降ろします。 残念ならが 降ろしている写真はありません。(^^;

なにしろ、一番肝心な作業なんで、写真とる余裕など・・・  ロープのかけ方失敗して落下させたら、一発でオシャカですから・・・ かなり慎重な作業になります。 (親方様は、作業前に保険屋さんに電話して万一の場合の最大補償額聞いてましたぜ・・・ 内緒の話ですがwww)大型のものは一本100kg近いですし、重い割に とってもやわなので、ちょっとでも ぶつけようものなら 「べこ~~~」っと凹みます。

IMG_1985 のコピー

まな板の鯉??

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半田づけの前処理。。  万一、半田づけ失敗こいてパイプに穴あけても大事にならないように、外部を養生します。

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終了したパイプを引き上げている所・・・・


ちなみに、この パイプさんなんですが、なにしろ弱い。横にしておいて置くと自分の重さで潰れてきてしまいます・・(;;)  したがって、降ろしたパイプはその日のうちに作業終了して戻さないと駄目。。

さもないと・・ 寝ずの番で、何時間おきかでパイプを回して、一定方向に潰れるのを防がないとなりません。 寝たきりの人の床ずれ防止と一緒です。。

一日の終わりは おいしい寿司で一杯やりたいので、なにがなんでも 降ろしたパイプは ちゃんと戻して終わりましたよ。。

作業的には 予定通り終了~~♪


全ストップの音の出具合をチェックしてたら・・・・

どぅるしあん16’の音が出ない(;;)  風箱しらべたところ、スライダーが動いて無い・・・

原因は、ソレノイドバルブが逝っちゃってました。 交換して無事復旧。。。
だけど、鳴らないストップあるなんて、聞いてなかったしぃww
ま、あまり 使わないストップではありますね。。。


という訳で無事終了 ちゃんちゃん♪



 
 
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2009/11/23 (Mon) 18:57
昨日、発表会のリハーサルが行われました・・・

演奏曲おば ご披露など・・・

バッハ 小プレリュードとフーガ g-moll BWV558
ブクステフーデ プレリュードとフーガ E-dur BuxZWV 141
バッハ プレリュードとフーガ C-dur BWV 547
ブクステフーデ トッカータ d-moll BuxWV155
メンデルスゾーン プレリュードとフーガ op 37-3
ボエルマン ゴシック組曲 op25
メンデルスゾーン ソナタ op 65-1
フランク コラール No.3 a-moll
リスト B-A-C-H プレリュードとフーガ
レーガ B-A-C-H ファンタジーとフーガ op46

バッハ 小プレリュードとフーガ a-moll BWV559
ブクステフーデ パッサカリア d-moll BuxWV161
バッハ トッカータとフーガ ドリアン BWV538
フランク プレリュード、フーガとバリエーション op18
バッハ コンチェルト a-moll BWV593 Ⅱ Ⅰ
ラインベルガー ソナタ No8 op132 序奏とパッサカリア
バッハ ファンタジーとフーガ g-moll BWV542
フランク コラール No.2 h-moll
バッハ プレリュードとフーガ Es-dur BWV552
レーガ コラール幻想曲 「暁の星のいと美しきかな」 op40-1
レーガ コラール幻想曲 「我らが神はかたき砦」 op27

と、まぁ こんな 感じでして 大曲のおんぱれ~ど♪

B-A-C-H 2曲一度に聞けるなんざ、そうありませんぜ・・・ と 先生が力説しておりました♪


私は、ってーと・・・ 本番まで 気を取り直して頑張ります・・・・・・・・

 
 
2009/11/14 (Sat) 09:52
というわけで・・・・

オルガンの 「飾り桟」の部分に金箔をはるスキルを鍛錬してみましたw


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まず、桟の 金箔を貼る部分の、下地処理をします。  下地はカシュー(ま、漆みたいなもん)とタルク(ベビーパウダーみたいなもん)で行います。

余分な個所を丁寧にマスキングして、必要な部分だけに カシューを塗ります。 乾燥後 ペーパーで研いで更に重ねぬり。 3度塗りました。



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で、こんな感じの金箔、 大きさは、縦横11cm位。 薄さは 1万分の4mmとか??  光にかざすと、透けてみえます(^^)w

お食事用のナイフは、金箔を取ったり、切り分けたりするのに使います。 ちなみに、フォークはつかいません・・・・・

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金箔を ナイフで えいや~と 取り、 皮の パレットの上に乗せます。 もう かなり慎重にやらないと、あっという間に 「クチャクチャ~~」となっちゃいます。 (慎重にやっても かなりの確率で クシャクシャになります。。。 皺なくパレットに取れた時には やった~~~ って 感じ。。。)


パレットに乗せた金箔を、ナイフで小さく切り分け、使用するのですが・・・
この作業が また難しい(;;)

なかなか 上手に切れないうえ、 ちょっとでも息をかけようものなら、「ふわ~~~」と どっかに飛んで行ってしましますwww (大きい部分でもクシャクシャになってしまします。。)

写真は、かなり クシャクシャになった後ですがwwww  上から息をうまくかけると、皺は取れます。
(ヘタすると すっとびます)

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切り分けた金箔を 筆で取り・・・・

ちなみに、金箔と取る時は、筆の筆先に、若干の油をつけてます。  つまり、筆で自分の 頬を ちらっと擦って、顔の油を筆先につけ、その 粘着力で金箔を吸いつける訳ですね。。
つまり、「ギッテル」人が この作業は有利www

ずーーと やってると 右頬がカサカサになってきますので、そういう場合は 左頬を使います。
強力な接着量が必要な場合は 鼻の周囲がいいとか???wwww

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目的の個所に貼り付けます。。。。  貼る個所には、シャバシャバの カシューを塗っておきます。


延々とこの作業を良くつづけ・・・・

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こんな感じにぃ・・・・・

(って、まだ 途中ですがw)

します。

金箔の皺は、乾燥後 刷毛でこすると、 あら不思議。。 消えてなくなりますw(^^)w



この作業、、、 なにせ 「 息 」 が タブー。

作業してる間は 息を殺してやりますので、 常時 酸欠状態(;;)

呼吸する時は、横向いてしないと、 あっというまに ぶっ飛びます。金箔。

しゃべるのも ダメ(;;)  ということで 作業中は 無言・・・・

貼ってる途中に お隣のスタッフさんに 笑わされ、金箔 すっとばしたことが、
何度あったのか・・・・




.

 
 
2009/11/08 (Sun) 19:48
というわけで・・・

この1,2か月というもの、何をしてたかってーと・・ 某教会向けの小型のオルガンを作っていたのですが、せっかく 撮った写真もあるので、 おくればせながら ちょこっと紹介。

まず作ったのが、ゲホイゼ(筐体)ですね。 ぞくにいう、「ガワ」です。。

材料な 楢の木。 自分で製材して、所定の寸法に切って 組み立てました。
上下に分離できる構造です。。。

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これは、下側の部分ですね。臓物は、「ふいご」になります。

各パーツを接着している所です。 押さえに使っている金具は、「ツビンゲ」とこの工房では呼ぶところの、F型クランプです。 大小たくさんの種類があります。。

ちなみに、小さい ツビンゲのことを、、「チビンゲ」と言うそうな・・・???w




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これが、上側部分。

接着する時は、人手を集めて、エイヤーで やらないと、 あっちこっち接着剤塗ってるうちに、乾きはじめちゃって 悲惨なことになります。。。

接着した後も、 直角、水平、直線 などの基本的な確認をするのは、、いうまでもありません。
じゃないと・・・・ むにゃむにゃむにゃ・・・   乾いたあとで直すのは えらいこっちゃです。



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こんな感じに、完成したゲホイゼ(^^)w

鍵盤など 乗せてみると、、、 それは もう オルガンらしい???

仕上げは、全体に蜜蝋を塗り込み仕上げます。
色の濃い部分は、「亜麻仁油」で仕上げた個所です。 ツートンカラーな感じに仕上げることができます。。


あとは、臓物を入れればいいのですが・・・・・






 
 
2009/11/05 (Thu) 22:09
先日 宮崎県立芸術劇場にて オリヴィエ・ラトリー氏の演奏会があったわけですが・・

演奏会前の調律を兼ね、工房スタッフ全員で聴きに行ったわけです。。。


この商売やってて、特典おまけ付きというか・・・ 
リハーサルが聴けるわけですね。。

練習の仕方や、音づくりの過程など 普段は絶対にお目にかかれない光景を
間近で見聞することができるわけです。

さて、今回の ラトリー氏。 劇場入りしたのは本番前日の午後。
リハーサルは15時からだと。

数日前から入って、一日10時間とか弾きっぱなしの方もいらっしゃるのに、
結構あっさり した感じを受けましたが。。。

が、、、始まったら、すごい迫力w

リモートコンソールから音を聞きながら、コンビネーションを ばしばしと決めて行き、、、、
(何も そんなあわてて、ストップのスイッチ 押さなくたっていいじゃね?? と思ったりもしたのですが・・・  ひょっとしたらセッカチなのかもしれない。。。)

コンビネーション呼び出して、ストップノブが動いてる途中に 次押してるってな具合だったりwww

なるほどぉ~~ と 思ったのが、 コンビネーションを クレッシェンドに利用していましたね。。
このオルガン。クレッシェンドペダルは付いていません。
で、コンビネーションに ストップを順次 増強した音を登録しておき、 それを次々に呼び出して、
あたかも クレッシェンドペダルが操作されたような感じにいていたのです。

それにしても、、迫力のあるリハーサルでした。はい。
オルガンの中にいても、 もう 怒涛の様なメカの音が鳴り響き、一体 どんな速さで鍵盤を弾いているのやら・・・・

オルガンの耐久テストやってる気が致しましたよ。。。まじで。。

演奏 すべて 暗譜ですよ。。暗譜。ま、それはいいにしても・・・
コンビネーションの入る個所もすべて暗記していました。。

どひゃぁ~~ ですね。。 はい。